この地震で観測された強震記録- 1. はじめに
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2009年10月1日午前8時52分頃（現地時間、日本時間同10時52分頃）、インドネシア・スマトラ島内陸でマグニチュード（Mw）6.6 の地震が発生しました。この地震に伴う強震計による加速度記録が、震源距離 194 km にある KSI 観測点で観測されました。KSI観測点は、防災科研と海洋研究開発機構 (JAMSTEC) が設置を行い、現在 JAMSTEC とインドネシア気象気候地球物理庁 (BMKG) により運用されている観測点です。
- 2. 強震記録
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この地震の震源と KSI 観測点の配置および記録された加速度波形を図1に示しました。1分以上にわたって震動が続き、水平動が上下動に比べて振幅が大きいことが分かります。この水平動2成分の波形を用いて peak ground acceleration (PGA) を計算した結果、24.4 gal (0.244 m/s²) という値が得られました。
図1. KSI 観測点の強震計で記録された加速度波形
- 3. PGA 推定値との比較
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Kanno et al. (BSSA, 96, 879-897, 2006) の式を用いて、今回の地震による PGA を空間的に推定した結果を図2に示しました。KSI 観測点における観測値は、その推定値と良い一致を示していることが分かります。
図2. 推定 PGA 分布
最終更新日：2009年10月02日
防災科学技術研究所 国際地震観測管理室
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